2016.12.16 関東学生選抜インドア大会 >男女ともに2回戦で姿消す 今季最後の試合で結果残せず
◆12・16 関東学生選抜インドア大会(所沢体育館)
▼男子
立木・平井ペア――ベスト8
中平・米澤ペア――ベスト8
坪井・藤田ペア――1回戦敗退
丸岡・丸山ペア――1回戦敗退
▼女子
望月・小谷ペア――ベスト8
齊藤・鈴木梨ペア――1回戦敗退
関東学生トップクラスの16組が一堂に会した今大会。明大からは男女合わせて6組が出場したが、5月の関東学生選手権大会で優勝した丸岡俊介(政経2=尽誠学園)・丸山海斗(政経1=上宮)ペアをはじめ計4組が1回戦敗退。立木雅也(農2=中京)・平井裕之(国際3=高崎健康福祉大学高)ペア、望月友美佳(営3=加藤学園)・小谷真由(営2=米子松蔭)ペアはベスト8に終わった。
<男子>
慣れないインドアでの試合に苦戦を強いられた。3組が早々に敗退し、最後に残ったのは立木・平井ペア。1回戦は相手のミスに加えて、立木の強打で相手を崩して平井の的確なプレーで勝ち切るという連携プレーがうまくはまり、ストレート勝ちを収める。しかし、続く日体大ペアとの準々決勝では「ペアの形が悪くて、良い流れに持っていけなかった」(平井)。慣れないインドアでの試合からか、ラリーが続いてくると相手より先にミスをしたり返球が甘くなって相手の前衛に差し込まれてしまい、0―3と追い込まれる。「インドアが苦手で力が出せず、あまりラケットをふれなかった」(立木)。相手のミスで何とか1ゲーム奪取するも終始力及ばず、1―5で敗北した。
有力ルーキーが入部し打倒・早大を胸に挑んだ今季だったが、春秋リーグ戦ともに4位。そしてインカレでは8年ぶりのベスト4入りを決めるも、王者を一度も負かすことができずチームは未完に終わった。試合後、新キャプテンの平井は「来年はリーグ戦で勝って王座に行きたい」と意気込んだ。夢のままで終わらせないため、立木・平井エースペアを筆頭にまずはチームの再建を図る。
<女子>
旧知の相手に手痛い敗戦を食らった。1回戦目を難なく突破した望月・小谷ペアだったが、準々決勝で当たった相手は全日本インドアで敗北を喫した小山・草野ペア(早大)。望月と草野はジュニアのころからの知り合いでよく対戦していた相手。知っている相手だからこそ「意識した」(望月)と気持ちを一新して挑んだが、それが裏目にでた。試合の入りからアウトやネットなど、望月・小谷ペアらしくないプレーが目立つ展開に。ただでさえインドアの練習ができていない状況だったが、昔からのライバルという肩書きにとらわれてしまった。それが原因となり、望月のあまいストロークを相手にとらえられ失点を重ねてしまう。うまくいかないペアリングに「自分が壊してしまった」(望月)とわずか4点しか決められないままストレート負け。文字通り、圧倒的敗北に終わった。
ここからがリスタートだ。凄惨(せいさん)たる2試合目と対称に初戦の日体大戦では、ストレート勝ち。精巧な球の緩急で相手のミスを誘い反撃のスキも与えなかった。プレー技術では上位の実力がある。問題は「気持ちの余裕」(望月)だ。望月は来年最上級生になり、プレーでもメンタルでもチームを引っ張っていかなければならない。今回は涙をのむ結果に終わったが、チャンスはまだある。来年新たに入ってくる後輩のためにもさらなる成長が求められる。
男女ともに打倒早大という目標を念頭に置き戦ったが2回戦敗退と奮わなかった。しかし新体制になってからまだ半年たっていない。年内の目標達成には至らなかったがここからが正念場。この大会を通して見つけた弱点を補強して、春には一回り大きくなった姿を見せつける。
試合後のコメント
平井
「 桜井さんにお願いして川口の市役所の練習に混ぜてもらってインドア練習を増やしてきたが、成果はあまり出なかった。練習は2週間くらいしかなかったのでみんな1回くらいしか行けていなかったが、これからも継続してやっていこうかなと思う。インドアは慣れてないし練習量も少ないので仕方ないが、ラリーが多くなったりして後半ミスが増えてくるのと前衛が一発で決めきれないというところがもろに出てしまって、外ではごまかせていた分中ではごまかせなかった。(1回戦を振り返って)相手もあまり調子が良くなかったのでその流れでいけたという感じ。2回戦では前半自分の一発で決められるところをミスしたり、終盤立木がラリーもたなくなってしまったりだとかが課題だったかなと思う。ペアの形が悪かったので、最初のほうに自分のミスがなかったりしていればもう少し良い流れに持っていけたかなと思う。男子は夏以降勝てていないので、なんとかどっかひとつ勝ち上がれば良いかなと思っていたが、勝つのが難しいなという感じ。冬でオフに入るので負けているということなので、もっと練習しないといけないししっかり目標を持って来年はリーグ戦で勝って王座に行きたいなと思っているので、みんなで目標を持ってやっていきたいなと思っている。チームは夏よりレベルが落ちていて、まだまだ課題のほうが多い。テニスはチームスポーツでもあるがやっていることが個人競技でもあるので、一人一人目標を持ってやっていけるようなチームにできればいいかなと思う」
立木
「自分はどっちかっていうと打って攻めるタイプ。インドアになると球が遅くなり展開中心になるから苦手。そこの対策はしっかりとってきたはずだが相手の方がインドアの戦い方がうまかった。あと負けてきて自分がアウトドアの戦いをしてしまった。(1回戦と2回戦)最初は相手のミスもあったのに加えて自分がインドアの戦いができたかなと思う。2回戦は相手の方がインドアの戦い方がうまかった。前衛が上手かったので狙われた時そこでうまく対応出来ず悪循環になった。相手が間合いをとってきたり、適宜ミスなく珠を入れられた。(連敗)もともと自分はインドアが苦手なので力が出せず、気負ってしまう。あんまラケットをふれなかった。終わってからああすればよかったと思うばかり。(エースペアとして)自分が気負ったら力が出なくなるのでインカレ準優勝はしたが来年チャレンジャーとして日頃の練習から自分が率先して練習の姿勢を示していきたい。冬は体力トレーニングで足のフットワークを良くして、少しフォームも直しているので正しくするために基礎からやっていきたい」
望月
「1試合目の相手の時は自分たちの気持ちにも余裕があり自分たちのペースでテニスをでき、楽しみながらプレーした。2試合目は前も負けた相手ででもあったし、気持ち的に勝ちたい勝ちたいが先行しちゃって結局攻め急いじゃったり、余裕がなかったかな。(全日本インドアからの修正)1試合目は自分たちが先に攻めるということでコース展開も積極的にできたし展開の中で攻撃というものも小谷とペアリングができたかなとは思う。練習としては、地元の大会があったのと前日練習くらいしかなかった。全然練習はできてない。(2試合目の大敗)結局、自分の気持ちに余裕がなくなったことが大きい。相手が先に攻めてきたというところもあり、自分たちが行かないといけないところを行けずに後手後手で回ってしまったかなと思う。向こうの方がやっぱりミスの部分でも単純なミスが少なかったし思いきりもあって敗因かなと思う。ペアとしてのプレーも自分が先にミスしてしまったり配球が悪くて小谷が攻められた。自分が今回壊しちゃったかな。前衛の人は昔からやっている相手なので意識してしまった。ジュニアの時からずっと。仲は悪くないんですけどいつも負けてきていた相手だったので。友達だが気持ちはライバル。試合入る前には前の試合を見て 頑張れみたいな感じで話した。(伸びなかった成績)練習時間も限られている中で、これから春に向けて力をつけていかなきゃいけないのに遅れをとっている。自分の課題としては相手によってプレーが変わってしまうこと。相手を意識してしまって自分のプレーが焦りとかマイナスな方に行きやすいのでやはり自分のプレーを安定させなきゃいけない。どんな相手にも自分たちのテニスができないといけないという部分がいつも課題とされているからどこで元のプレーに戻せるのかというところをこの冬しっかりさせていきたい。今回も相手が早稲田というものもあり勝ちたい思いが先行してプレーの雑さに繋がった」
小谷
「前回のインドアでも今日負けた相手に負けてその試合も入りがすごい悪くて負けてしまったので、今回はちゃんと入りをしっかりしていこうって話していたがやっぱり入りが悪くて流れが全然つかめなくて負けてしまったので入りからしっかり自分たちのテニスをできるようにするのが課題だなと思った。サーブとレシーブのミスが多かったし、自分も大事なところでスマッシュをミスしてしまったのでやっぱりそういう当たり前のところを決められなかったのが敗因だと思う。ずっと自分たちは外で練習していて中は試合本番しかできなくて全然バウンドとかも違うので、それを試合の中でしか修正できないというのは難しい。外よりラリーが続くので続いたときにこっちが先にミスしてしまってそこは直したい。相手の前衛がすごい動きを見せてきてそれに自分たちも弱気というか押され気味になってしまってそれを気にしてミスしてしまったりとか、相手はどんどん攻めてきてそれを自分たちが逃げてばかりで先に攻めなかったのがいけなかった。自分がもっと前でしっかり止めて後衛をもっと楽にできるようなプレーをできるようにしたいし、自分は上級生になっていくので後輩を引っ張っていけるようなプレーをしていきたい」